2018.07.29

IBD最新情報報告会

こんにちは。

今週は、東京で行われたIBDの研究会へ出席していました。

今回のテーマは「潰瘍性大腸炎(UC)における残されたクリニカルクエスチョンを整理する」でした。

Lecture 1では免疫調整薬である「アザチオプリン」というお薬がありますが、その副作用を予測することのできる遺伝子検査のお話でした。

アザチオプリンは、ステロイドに依存性・耐性となった患者さんなどを中心に使用する大変良いお薬ですが、用量依存的にまた非依存的にも副作用が出現することがあります。

白血球減少、脱毛といった副作用を中心に、NUDT15という遺伝子の遺伝子多型を調べることにより、その副作用の予測が可能となります。

これにより、重篤な副作用を発症するリスクのある患者さんを特定できるようになり、最適な治療法を選択する補助となると期待しています。

Lecture 2ではUC治療の治療目標について、臨床症状、内視鏡所見などから、どこまで治療を強化していくべきなのかについてのお話でした。

最近では、便のバイオマーカーである「カルプロテクチン」を測定することにより、腸管の炎症の状態を推測することが可能となりました。

臨床的寛解が維持されていても、内視鏡所見上で粘膜病変が存在したり、このカルプロテクチンに上昇が見られる際には、再燃のリスクが高くなることも報告されています。

これらの新たなツールをうまく活用し、総合的に判断することで、たくさんのお困りの患者さんの一助となっていければと思っています。

治療についてお困りの方は、どうぞご相談ください。

        すぎやま内科皮フ科クリニック

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