皮膚科

 

皮膚科・美容皮膚科 担当医師 杉山玲奈

経歴

  • 東京女子医科大学 卒業
  • 筑波大学附属病院および関連病院でレジデント研修(牛久愛和総合病院、水戸赤十字病院など)
  • 2015年10月 すぎやま内科皮フ科クリニック開院

所属学会

  • 日本皮膚科学会
  • 日本小児皮膚科学会
  • 日本美容皮膚科学会

皮膚をより良い状態を保つために

皮膚をより良い状態を保つために皮膚病には様々な種類があり、原因もまた極めて多様です。さらに、原因が分かっていない皮膚疾患も多く存在します。原因を把握することは皮膚病治療においても重要ですが、決定的な治療法が無い皮膚疾患も少なくないため、慢性疾患では根気よく治療する必要があります。当クリニックでは単なる皮膚病治療だけにとどまらず、適切なスキンケアと軟膏などによる外用療法、内服療法などを組み合わせて、より良い状態を保っていくお手伝いをしています。
当クリニックの皮膚科診療では、肌の他に、髪の毛や爪のお悩みにも対応しています。また、小児の皮膚疾患に関しても診療を行っていますので、なんでも気軽にご相談ください。

皮膚は内臓の健康状態を映す鏡です

皮膚は内臓を包み込む袋のようなもの。ですから内臓をはじめとする体内の状態や血行の調子、ホルモンバランス、ストレスなどが複雑に絡み合い、皮膚の症状として現れてくることがあります。皮膚は内臓の発するサインを示してくれる場所でもあるのです。皮膚疾病の検査をしていて、内科疾病が見つかるケースも少なくありません。当クリニックは内科も併設していますので、総合的なアドバイスやアプローチが可能です。皮膚になにかトラブルが現れたら、一度ご相談にいらしてください。

ステロイド剤に関する考え方

当クリニックでは、ステロイド剤の種類や強さに関して日本皮膚科学会のガイドラインに則って選定し、使用しています。そのため、医師の指導通りに使っていただく場合は、ステロイドの副作用を心配される必要はほとんどありません。ただし、ステロイドに関してご不安がある場合には、無理に押し付けず、ご納得いただいた場合にのみ使っていますので、ご相談ください。

受診される方に多く見られる疾患

湿疹・皮膚炎・アトピー性皮膚炎・蕁麻疹・ニキビ・水虫(白癬)・虫さされ ・巻き爪・ほくろ・イボ・ヘルペス・脱毛症・皮膚腫瘍・やけど・けが(外傷)など

湿疹と皮膚炎

湿疹や皮膚炎は、受診される患者様で最も多い症状です。幼い子どもから高齢の方まで幅広い年代に発症します。アレルギーによるもの、汗が関係しているもの、乾燥によるもの、様々な刺激によるものがあり、アトピー性皮膚炎やかぶれもここに入ります。
湿疹は、痒みを伴う赤い斑点、細かい水ぶくれ、ブツブツの盛り上がり、膿がある状態といった症状が、同時あるいは時期ごとに変化して現れる特徴を持っています。皮膚炎は、赤みやかさつきが初期に現れ、しだいに皮膚が厚くなったり、硬くなっていきます。

代表的な湿疹や皮膚炎

1異汗性湿疹(汗疱)

原因不明の湿疹であり、体質的なものだと言われています。症状が現れる場所は主に手足で、痛痒く細かい水疱ができて、それが治まると皮膚の剥離が起こり、それを繰り返します。名称は異汗性湿疹と「汗」が入っていますが、汗だけが原因となっているのではないことがわかってきています。アトピー性皮膚炎や金属アレルギーのある方の発症が多く、すぐ治るケースもあれば、慢性的に繰り返す場合もあります。足にできた際には足の水虫と紛らわしいことがあるので、顕微鏡で確認して診断します。
治療は症状の程度に合わせて行います。湿疹には抗アレルギー剤内服、ステロイド外用剤、あるいは保湿剤をこまめにつけるといった治療を行います。 ご希望があれば漢方を使った治療も可能です。
小水疱を破ったり、むしったりすると二次的な皮膚炎や感染症を生じることがあるので、刺激をさけて清潔を保ち、外用療法を行います。多汗が誘因になることもありますので、手足のむれる環境をさけ、適度な手洗いを行うとよいでしょう。

2自家感作性湿疹

1ヶ所にできた湿疹の症状が長く続き、そのアレルギー反応が全身に広がっていきます。

治療

最初にできた湿疹の治療だけでなく、全身の湿疹治療を行う必要があります。
そのため、ステロイド剤の外用に加え、症状に合わせた抗アレルギー剤内服、そして少量のステロイド剤内服も治療の選択肢に入ってきます。

3脂漏性湿疹

皮膚の常在菌のひとつでもあるマラセチア菌の関与や、食生活、ストレスなどによって皮脂腺が発達している脂漏部位に赤みやかさつきができる慢性的な湿疹です。かさぶたになることもあります。

治療

湿疹の治療と同時に、マラセチア菌に対する抗真菌剤を外用し、ビタミン剤を内服します。

4乾皮症、皮脂欠乏性湿疹

皮膚の角質層が水分を失い、やがて炎症を起こすことがあります。赤く痒い湿疹ができるのは、水分と皮脂が欠乏したことによるものです。生理的な原因で起こるものと、なんらかの皮膚炎によって起こる場合があります。乾燥が関係しているため、冬季の発生が多くなっています。また、老人性乾皮症は、加齢により天然保湿因子が角質層から減少していることが関連しており、腰から下に症状が現れるという特徴を持っています。

治療

各種保湿剤を外用して皮膚のバリアを守ることが重要です。さらに湿疹部分だけに、ステロイド外用剤を用います。石鹸の使用が大きな刺激になってしまうので、皮脂や汗の多い部位だけに使い、手で優しく洗うようアドバイスしています。冬に症状が出やすい方は、10月には予防のためのスキンケアを開始すると有効です。

5あせも

多量の汗をかいて、汗を出す管が詰まってしまい、汗が皮膚内の組織に漏れ出ることであせもができます。小さく白っぽい水ぶくれの水晶様汗疹、赤い丘疹が生じて痒みや弱い痛みがある紅色汗疹、皮膚が盛り上がってそこに汗をかけなくなる深在性汗疹という3種類があります。
汗ばむ夏に多く、小児の発症がよく知られていますが、更年期で汗が出やすい方、高熱をだしている方、高温環境下での仕事をされている方もかかりやすくなっています。

治療

水晶様汗疹は2~3日で症状が治まりますが、こまめな入浴やシャワーが効果的です。紅色汗疹の治療にはステロイド外用薬を使用し、あせもに細菌感染を伴っている場合には抗生剤を使用する場合もあります。
再発しやすい場合には、汗をかくたびに拭き取ったり、シャワーを浴びて汗の成分を皮膚に残さないようにしましょう。

6原因不明の湿疹

湿疹は、化学物質に接触して起こる場合もありますし、皮膚を擦ったり引っ掻くと言った刺激が原因の場合もあります。また、紫外線、寒冷な空気、飲食物、薬剤など、湿疹を引き起こす可能性があるものはたくさんあります。同じ刺激でも、体調によって湿疹が出る場合があるため、原因不明の湿疹に関してはじっくり問診を行った上で、血液検査やアレルギー検査、パッチテストなどで原因を探ります。

7アトピー性皮膚炎

日本皮膚科学会では、痒みがあり、特徴的な皮疹と分布が認められ、慢性で繰り返しの経過をたどるものをアトピー性皮膚炎と定義しています。アレルギー素因を持った方に起こる、かゆみのある湿疹であり、良くなったり、悪くなったりを繰り返し、皮膚のバリア機能が低下することが大きな特徴になっています。IgEが関与しているI型、リンパ球が関与しているIV型のアレルギーとの関係が深いとされています。
より正確な診断のために、現在のアレルギーの程度や原因物質をつきとめる血液検査を行う場合もあります。悪化因子には汗、乾燥、花粉(雑草)などがあり、ストレスや疲労も大きく影響します。女性では生理前にアトピー性皮膚炎の症状が重くなるといったケースも目立ちます。また、子どもの頃のアトピーが治っても、大人になってから受験や就職、結婚などによるストレスで再発する場合もあります。ストレスをためないように注意しましょう。

治療

皮膚バリア機能が低下しているので、保湿剤で保護を行います。炎症のある部位には、ステロイド外用薬を用いますが、非ステロイドの外用薬も選択可能です。また、痒みがあってどうしても掻いてしまうと皮膚のバリア機能がより低下してしまうため抗アレルギー剤の内服を用いたり、漢方治療、食生活の改善なども行っています。
症状改善のためには、睡眠と適度な運動、そして自律神経を整える上で、規則正しい生活も重要になってきます。総合的な治療とアドバイスで、症状を早く改善させて、より良い状態の皮膚を保てるようサポートしています。そして、治療の効果があってきれいに治ったように見えても、皮膚のバリア機能は低下しています。季節に関わらず保湿剤をしっかり使って保護しましょう。

8接触性皮膚炎

一般的に「かぶれ」と呼ばれるものです。丁寧な問診やパッチテストで可能な限り原因物質を特定し、併せて湿疹の治療を行います。

9乾癬

乾癬の90%程度は、尋常性乾癬です。盛り上がって境界がはっきりした紅斑が全身に出て、銀白色の皮膚の粉(鱗屑 りんせつ)を伴います。よくなったり悪くなったりを繰り返しますが、大きさや数、形はそれぞれです。紅斑が融合した大きい病変になることもあります。慢性的で機械的な刺激を受けやすい、頭部、肘・膝、臀部、下腿にできやすいという特徴があり、20~40代の発症が多くなっています。痒みが出るのは半分くらいに留まります。爪が変形する場合もあります。
関節に炎症を生じた関節症性乾癬、発疹が全身に及ぶ乾癬性紅皮症もあります。

治療

症状の程度、置かれた状況などに応じて治療法を選択していきます。
一般的にはステロイド、ビタミンD3外用剤で治療します。
症状が重い場合には、エトレチナート、シクロスポリンなどの内服薬を併用しますが、紫外線療法や生物学的製剤が必要と判断した際には、連携病院へ紹介しています。

蕁麻疹(じんましん)

虫刺されのように強い痒みを伴った赤いふくらみができて、その日のうちに跡形もなく消えてしまったら、それはじんましんです。その後、出たり消えたりを繰り返すこともあります。
じんましんは血管が痒み物質を放出して拡張することで症状が出ます。そのため、皮膚表面には変化がありません。急性と慢性があり、急性ではアレルギー性の蕁麻疹である場合もあり、血液検査で原因の特定ができることもあります。慢性の場合は、物理的刺激や、自律神経の乱れ、風邪などの感染によるものがあり、検査ではなかなか原因がわかりません。

治療

抗ヒスタミン剤の内服が基本ですが、症状が強い場合はステロイドの内服、抗ヒスタミン剤やステロイド剤の注射を使った治療を行う場合があります。

にきび

にきびは思春期だけのものではなく、成人にできるケースも多いものです。顔にできるため、特に気になる皮膚疾病であり、治療が進むことで気持ちが明るく変化するケースがとても多いことを実感しています。適切な治療やケアでにきびをきれいに治しましょう。
にきびは、毛穴が過剰に分泌される皮脂や角質成分でふさがれてしまうことが原因になっています。ここでできるのは「黒にきび」「白にきび」で、これは治療効果が出やすいにきびです。皮脂成分の増加や細菌感染が起こると炎症を起こし、それが毛包周囲に広がると「赤にきび」になります。ここで適切な治療を行わないと炎症が治っても色素沈着や瘢痕が残る場合があります。
ホルモンバランスの乱れ、睡眠不足やストレス、紫外線、生活環境など、いくつもの要因によってにきびができている場合が多いため、じっくり治していく必要があります。
治療

一般的な保険診療では、毛穴の詰まりを改善するベピオゲル、ディフェリンゲル、エピデュオゲルを使います。赤く炎症のあるにきびの場合には抗生剤を使用し、膿んだり腫れたりしている場合には抗生剤の内服を用いる場合もあります。
漢方によるにきび治療も行っています。炎症を鎮静化するものと、身体の不調を治癒することでにきびも改善させる方法があります。にきびと関連した症状に合わせた漢方薬を服用することで、体調とにきびの状態を両方改善できる可能性もあります。

日常生活の注意点

にきびはストレスや自律神経の乱れなどに影響されやすいものです。良質の睡眠やバランスの取れた食生活を心がけ、ストレスをためないようにしましょう。

自費治療
  • ホームケア
  • ビタミンC ローション
  • 水溶性ビタミンCローション(APS)
  • 両親媒性ビタミンCローション(APPS+E)
スキンピールバー

グリコール酸(AHA)の石鹸で、軽いピーリング作用があります。古い角質層を薄くはがすと共に毛穴に詰まった角質を除去するため、肌のターンオーバーを促進し、にきびの治療に効果があります。

クリニックで行う施術

ビタミンCのイオン導入

ビタミンCをイオンの力で皮膚の深い層まで浸透させます。ビタミンCには抗酸化作用、抗炎症作用があるため、にきびの赤みを抑え、悪化を予防する効果が期待でき、皮脂の分泌の抑制、にきび痕の赤みや炎症後色素沈着治療にも役立ちます。ビタミンCのコラーゲン産生を助ける作用は、にきび痕の予防効果もあります。1~2週に1回、施術を受けると最大限の効果が期待できます。ケミカルピーリングの後にビタミンCのイオン導入を行うと、より効果的です。

ケミカルピーリング

にきびがある方に適したピーリング剤を塗布し、古い角質層を薄くはがして肌のターンオーバーを促進します。皮脂の分泌を抑制し、毛穴に詰まった角質を除去する効果や、にきび痕の色素沈着を改善する効果も期待できます。3~4週に1度の施術を受けると効果的です。

皮膚感染症

1水虫 (足、爪)

カビ(真菌)には生活に役立つものから、病気を起こすものまで様々な種類があります。水虫菌は病気を起こすカビの1種で、白癬菌(はくせんきん)と呼ばれています。白癬菌が身体に棲みついて増殖を開始する急性期には、身体がそれを排除しようと激しい炎症を起こします。これが痒みの原因です。慢性化すると共存状態となり、痒みはなくなっていきます。

治療

塗り薬は、適切な使い方をしないと思うような効果を発揮せず、何度もぶり返すことになってしまいます。症状のある患部だけでなく、両足に塗ること、指の間などにも忘れずに塗ることが重要です。その際、薬が染み込みやすい入浴後に塗るのが効果的です。患部の清潔、乾燥を心がけ、角層の表面を清潔に保って悪化を防ぎます。症状が消えても、最低2ヶ月は治療を続けないと、再発してしまいます。また爪水虫は飲み薬で治療することが多かったのですが、近年、新薬により、爪水虫も塗り薬で治せるようになりました。疑わしい場合には、お早めに治療を受けることをおすすめします。

2いぼ(尋常性疣贅)

ウイルス感染によっていぼができる場合があります。この場合、皮膚にある小さな傷などから、ヒトパピローマウイルスが感染し、いぼを作ります。皮膚の周囲に広がったり、他の部位に伝染することもありますので、触らずにご来院ください。
手や足の指、膝などにできた場合には突起物がありいぼらしい外見ですが、足の裏などにできた場合、体重で圧迫されて扁平になることがあり、ウオノメと誤解されていることもよくあります。

治療

-196度の液体窒素でいぼの組織にダメージを与えて除去する、液体窒素冷凍凝固療法が一般的です。治療後、1、2週後に来院していただき、いぼが残っていればくり返し治療していきます。いぼは大きくなると治療回数が増える傾向にありますし、周囲に感染する可能性もありますので、早めに治療を受けましょう。

3水いぼ (伝染性軟属腫)

ポックスウイルスが皮膚に感染して生じます。いぼの大きさは数mm以下であることが多く、白く滑らかです。子どもの発症が多いのですが、免疫を獲得すると自然に治癒します。ただし、免疫獲得まで1年以上かかる場合もあるので、痒みが強かったり、広がってしまうようでしたら治療を受けることをお勧めします。

治療

麻酔テープを使用して、できるだけ痛みを抑えながら水いぼをつまんで除去します。数が多いと1回の治療で除去できないため、数が少ないうちの受診をお勧めします。

4とびひ(伝染性膿痂疹)

痒いところを掻いてできた傷や、擦り傷などに細菌が感染して、痒みの強い水疱ができます。とびひという名前は、水疱内の細菌が作る毒素が周囲に飛び火することからつけられています。これにより、周辺や離れた部位に新たな水疱を生じます。原因菌は黄色ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌などです。

治療

皮膚の症状が広範囲な場合、抗生物質の飲み薬と塗り薬で治療します。ただし最近では、一般的な抗生物質が効きにくい菌が原因となっていることも珍しくありません。そのため、治療開始後数日経っても症状が改善しない場合には、抗生物質の見直しが必要になってきますので、再受診が重要です。
清潔を保つことは症状改善に役立ちますが、浴槽に漬かることはやめ、シャワーでよく流しましょう。塗り薬を塗った後、患部を覆うと新たな部分の感染防止に効果があります。

5頭しらみ(虫の感染)

シラミは一時期ほとんど見られなくなりましたが、グローバル化などにより再びみられるようになってきました。大きさは3ミリ程度ですが、虫本体を見つけるというより、白いフケのようなシラミの卵が付着していることで気付くケースがほとんどです。顕微鏡検査を行って、シラミの成虫や卵を確認し、治療します。

治療

市販されている「スミスリン・パウダー」や「スミスリン・シャンプー」を使って治療します。

非感染性のいぼ

1首のいぼ (アクロコルドン)

ウイルス感染性ではない、首にたくさんできるいぼは、良性腫瘍ですが、炎症を起こすことがあり、衣服にひっかかることや、見た目が気になることから、治療を希望される方が増えています。原因はわかっていませんが、20歳代から出始めて、首の他、脇の下、胸などにもでてきます。

治療

小さなはさみで除去したり、液体窒素で凍らせて取り去ります。(保険適応)

CO2レーザー・・・1箇所につき¥1,000(自費)

 

2老人性いぼ(脂漏性角化症)

加齢によってできるいぼで、良性腫瘍です。光老化が関係していると言われています。

治療

ほとんどは液体窒素で治療可能です。

ウイルス感染

1帯状疱疹

子どもの頃にかかった水ぼうそうウイルスが神経節に潜んでいて、再度活性化して発症します。発症のきっかけは、疲労やストレス、内臓疾患などにより免疫が低下することなどです。帯状に小水疱が現れるという特徴を持っていますが、初期症状では水疱がみられず、診断が難しい場合もあります。皮膚の違和感や痛みを伴う場合も多く、それが長引くこともあるため、ペインコントロールも重要になってきます。なお、症状や痛みは、身体の片側だけに現れるケースがほとんどです。

治療

抗ウイルス薬の内服や点滴を基本に、痛みがある場合には消炎鎮痛剤や神経の回復を促す薬の投与を行います。帯状疱疹後神経痛という痛みが長引く症状がある場合には、ペインコントロールをしっかり行います。

2単純ヘルペス

小さい水疱の集まりが口腔内や唇、眼瞼、指、性器などに生じます。単純ヘルペスウイルスの感染が原因となっており、成人のヘルペスでは唇に発症する口唇ヘルペスが最も多くなっています。水疱ができる前にその部分の違和感や痒みなどが現れ、数日後に赤みと腫れが起こり、それから水疱になっていきます。

治療

抗ウイルス薬の外用剤や内服薬で治療を行います。初期の違和感や痒みのある段階で治療を開始すると、比較的早く治ります。

虫刺され

刺された直後に痒みや赤みが生じる場合が多いのですが、翌日以降に症状が出る場合もあります。翌日以降の場合には、腫れがひどくなったり、水ぶくれが生じることがあり、幼児によく見られます。ひどく掻くと痕が残りますし、とびひなどの感染を招く可能性もあります。

治療

虫刺されは強い炎症症状です。そのため、短期間に比較的強いステロイドの塗り薬で治療する必要があります。腫れや痒みが強い際には、かゆみ止めの飲み薬を処方する場合もあります。

やけど

やけどは、水道水などの清潔な流水をすぐに当て、30分以上冷やし続けることが重要です。この応急処置で、熱による組織損傷が深くなることを防ぎ、炎症を抑え、痛みを和らげます。衣服の上からやけどした場合には、衣服を脱がず、その上から流水をかけるようにします。
自分で治療すると細菌感染やかぶれを起こしやすいため、受診して治療を受けることをお勧めしています。なお、広範囲に渡ってやけどした場合や、やけどが皮膚だけにとどまらず筋肉など他の部分にもダメージを与えている恐れがある場合には、循環障害から血圧低下を来たす怖れがあり全身管理が必要です。できるだけ早く入院設備のある医療機関を受診してください。

治療

皮膚にとどまる小さなやけどの治療を行っています。来院される際には、患部に薬などを塗らず、なにも貼らないでおいでください。患部になにか付いているとそれを落とす処置が必要になるため、痛みが増したり、治療が長くかかってしまう可能性があり、感染の危険性も増大します。

ほくろ(母斑細胞性母斑または色素性母斑)

ほくろに関しては、ダーマスコープを使って良性のできものか、悪性黒色腫=メラノーマかを正確に調べます。ガンの疑いがある場合、連携している病院の信頼できるドクターをご紹介しています。医療機関を受診してください。

円形脱毛症

自己免疫疾患が原因であるという考え方が主流になっており、ストレスとの相関関係は誘因ではないかとされています。ある日突然気付き、自然に治る場合もありますが、再発を繰り返す場合があるため、適切な治療を受けることをお勧めします。

治療

初期では、ステロイド外用剤、血管拡張作用のある塗り薬、抗アレルギー作用、免疫機能増強作用、血流促進作用のある内服薬を処方します。改善のない場合には、局所免疫療法なども検討します。

巻き爪

巻き爪(陥入爪)は、爪の両端の先端部が大きく内側に湾曲した状態で、足の爪に起こります。親指の爪に起こる頻度が多く、見た目だけでなく炎症や大きな痛みの原因にもなります。
中には、化膿して歩行が困難になるケースもあります。また痛みがあってそれをかばいながら歩くため、腰や膝、足首などに大きな負担がかかることもよくあります。指先は敏感で痛みを強く感じる場所です。巻き爪は痛みが強い場合でも適切な治療を受ければ、少しずつ痛みは緩和します。巻き爪になりやすい方は、足の爪を短く切らないように注意してください。両端にかけて丸みを持たせず、一直線に近い形状に切るようにすると予防効果があります。

治療

炎症がある場合には、内服や外用の抗生剤を用います。他に、爪が食い込んでいる皮膚をテープで引っ張る方法や、巻き爪クリップ矯正、手術療法などがあります。クリップ療法は自費治療になります。また手術は形成外科で受ける必要があるため、連携病院の信頼できるドクターをご紹介しています。

多汗症

手足や脇の下の汗が多く、日常生活に支障がある場合に、多汗症と診断されます。たとえば、文字を書いていると紙が汗で湿り、文字がにじんだり紙にしわができてしまう。足からの汗が多く、靴を脱いだ時に嫌な臭いがする。脇の下の汗で、冬でも衣類が濡れ、汗染みができてしまう。こうした症状があったら、受診をお勧めしています。

治療

塩化アルミニウム外用 (保険適用外)
収斂作用のある塩化アルミニウムの薬剤で、汗腺の穴を塞いで汗の量を減らします。どの場所にも塗ることができますが、刺激があるので傷がある場所へは使用できません。また、傷がないのに刺激がある場合には、すみやかに使用を中止する必要があります。

D-Tube (保険適用外自費)

制汗作用と匂いを抑える作用があるミョウバンを配合したデオドラントクリームです。脇や汗の匂いが気になる方にお勧めできます。

皮膚トラブル予防のために

皮膚トラブル予防のために皮膚トラブルが起こる原因には、日常生活の過ごし方が大きな影響を与えます。油分や糖分の多い食生活、睡眠不足、ストレス、そして紫外線は皮膚にダメージを与えてトラブルのリスクを高めます。
健康によい生活は皮膚の健康のためにも役立ちますし、皮膚トラブルを回復させるためにも重要です。保湿を心がけ、健康的な生活を心がけて、皮膚トラブルを予防しましょう。

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